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六国峠@ドクター円海山の音楽診療室-無用な営みの、えも言われぬ、この上なき喜び

drenkaizan.exblog.jp

アシュケナージュにこれぐらいの決意があったのか否か?

諸君 私はスクリャービンが好きだ
諸君 私はスクリャービンが大好きだ

殲滅するスクリャービンが好きだ

電撃するスクリャービンが好きだ

打撃するスクリャービンが好きだ

法悦するスクリャービンが好きだ

暴走するスクリャービンが好きだ

突破するスクリャービンが好きだ

乱交するスクリャービンが好きだ

掃討するスクリャービンが好きだ

神秘するスクリャービンが好きだ

平原で 街道で


塹壕で 草原で


凍土で 砂漠で


海上で 空中で


泥中で 湿原で


この地上で行われるありとあらゆる乱交するスクリュアビンの演奏が大好きだ

列をならべた金管奏者にの一斉咆哮が催淫効果あるような神秘和音と共に聴衆を吹き飛ばすのが好きだ
空中高く放り上げられた心持の聴衆が、さらに弦楽の淫靡なフレーズの倒錯にしてその乱交した音楽展開にて、心の芯がばらばらになった不可解な表情をする時など心がおどる

光色ピアノの色彩が聴衆を置いてきぼりするのが好きだ
悲鳴を上げて神秘にアモーレに燃えさかるコンサート会場からから堪らず飛び出してきた聴衆を法悦のトラウマでなぎ倒した時など胸がすくような気持ちだった

適度に解決して進行されるSUSコードに13や11の和音のエクスタシーな推移が聴衆の耳を蹂躙するのが好きだ
その「神秘の音楽」を深く感じつつも、なにが?かを理解できない蔵新参者が無理して「平凡な退屈な演奏でも」長文で的を得ていない賛美評論をネットに「猫」に投稿している様など感動すら覚える

敗北主義の蒙昧な発言をする聴衆をネットに吊るし上げていく様などはもうたまらない
フライングブラボー叫ぶ一部聴衆達が私の振り下ろした手の平とともにネットでの自己弁護投稿への外部への突っ込みにあたふたとするのも最高だ

哀れな音楽論理にか弱い抵抗者達が雑多な知識でで健気にも立ち上がってきたのを、その聴く喜びなエクスタシー瞬間を音楽的用語かあるいは「妄想的表現」でと、豊穣に語りその蒙昧を論破して木端微塵に粉砕した時など絶頂すら覚える

露助のオーケストラに演奏され滅茶苦茶にされるのが好きだ
必死に守るはずだったフレーズもごてごての表現で蹂躙されリズムの調和もが犯され凶暴になる様はとてもとても興奮するが後ろめたいものだ

英オケの金管の物量に押し潰されて殲滅されるのが好きだ
英米ビルトオーゾオケに追いまわされその完璧へのコンプレックスに際否まれ害虫の様に地べたを這い回るのは屈辱の極みだが気持ちがいい

諸君 私はスクリュアビンを地獄の様なスクリュアビンを望んでいる
諸君 私に付き従うスクリュアビン愛好の友諸君
君達は一体何を望んでいる?

更なるスクリュアビンを望むか?
情け容赦のない糞の様なスクリュアビンを望むか?
鉄風雷火の限りを尽くし三千世界の鴉を殺す嵐の様な妄想を望むか?


『土瓶! 茶瓶! 赤尾○ スクリュアビン!』


よろしい ならばスクリュアビンだ


我々は渾身の力をこめて今まさに振り降ろさんとする握り拳だ
だがこの暗い闇の底で半世紀もの間堪え続けてきた我々にただのスクリュアビンではもはや足りない!!

大スクリュアビンを!!
一心不乱のスクリュアビンを!!

我らはわずかに一個大隊 千人に満たぬ愛好家に過ぎない
だが諸君は一騎当千の古強者だと私は信仰している
ならば我らは諸君と私で総力100万と1人の愛好家集団となる

我々を忘却の彼方へと追いやり眠りこけている連中を叩き起こそう
髪の毛をつかんで引きずり降ろし耳を開けさせ思い出させよう
連中に法悦の味を思い出させてやる
連中に我々の神秘の音を思い出させてやる

天と地のはざまには奴らの哲学では思いもよらない事があることを思い出させてやる
一千人の官能の響きをする桶でで
世界を燃やし尽くしてやる

元ネタもう旬ではない
漫画「ヘルシング」から

出 典 :平野耕太 「ヘルシング」 少年画報社 YKコミックス
      ヤングキングOURS 2001年9月号掲載  同 単行本4巻収録
発言者: 「最後の大隊」大隊指揮官の少佐






光色ピアノをMIDIを使用しての再現はかなり画期的なイベントであり、関係者に敬意を第一払いたい次第だが、全てを賞賛は致しかねる次第、果たして照明のイメージはそれが正しいか大いに疑問な次第。

 なお世代的に舞台を投影したり移動する照明およびストロボはドリフターズのコントの効果的使用法が念頭にあり、それらが想起されると、神秘体験というより陳腐なる感慨を禁じえない次第にて候。

 投影光の催しといえば、最近春の新作アニメの多少難解なライトノベル原作を京都アニメが映像化した「涼宮ハルヒの憂鬱」一回目の「自主映画の露出不足や様々なミスによる陳腐さの緻密な再現」が話題になっているが、円海山的にも、当演奏会の企画主にも、上記アニメの最高峰の動きと最先端の技術でのローテクの再現のような、世紀末ロシア人の想起される映像を、最先端の施術にて延長された映像再現を目論んで欲しかったの本音にて候、あまりにデジタル的画像は問題であり、文芸的統制についての疑問点をあえて提示したい。

 アシュケナージュの演奏は、むしろスクリュアビンのプロメテウスのドラマを淡々と克明に、追っているが、若干インテンポであり、その音の構造の時間変化に発見がある点では貴重ながらも、はたして画期的なイベントでエモーショナルに乗り切れたかは及第点すれすれの可能性がつよい。

 ソナタ全集で見せた多少の拘りと指揮のキャラが一致していないのがピアニスト時代からの付き合いからは大いに不満な次第にて候。


 なお奇しくも、当アニメの主人公「涼宮ハルヒ嬢」は、入学早々に
「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上」
とぶっ飛んだ挨拶をかます。そんな・・まるでスクリューアビンにも性格が通じる唯我独尊系キャラ奇人の美少女にて候・・・きっと彼女もそんな平凡になぞった企画に「ただの芸術家には興味はない」と演奏中に指揮者の傍でのたまくやも・・・・・。

要するに常軌を逸脱した表現に事足りないゆえの贅沢な不満なのは変わりない次第にて候。

関連:アシュケナージとN響のスクリャービンの「プロメテウス」(光付き) 毎度お馴染みの盟友ゆりかもめ氏のブログより。

追記・・・

君のチャクラは開いたか。スクリャービン/「プロメテウス」@アシュケナージ/N響
又飯尾さんのところへTBしてしまった・・・・・・・飯尾さん、そのうちみのもんた電話相談にでるかも・・・「私のブログに糞TBする人が居るんです(以下略)
by dr-enkaizan | 2006-04-12 17:23 | 音楽妄想断章(談笑)
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