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六国峠@ドクター円海山の音楽診療室-無用な営みの、えも言われぬ、この上なき喜び

drenkaizan.exblog.jp

丹下健三氏死去

 もはや戦中から戦後の建築史の生き証人の大往生に歴史の移り変わりもよいよ急を告げてきたこと感ずる所存。

丹下先生の日本の建築への多大な恩恵に感謝しつつ黙祷。

 社会人さいしょが都庁関係で・・・その後赤坂の事務所へCAD補佐での「所要」があり言った際にロビーにフジの新社屋模型写真が社員の後ろで誇らしげに飾っていて、その銀玉の奇抜に見とれていたらそのパーテションの彼方に一瞬目撃というぐらいしか。接点はありませぬが。すこし一緒に仕事が出来たのは幸せな事として余生を過ごしまする。
<(_ _)>

日本の近代建築(下)岩波新書を読んで偲びましょう。
音楽愛好家としては、ブルックナー好きならあの朝比奈選集を生み出した
東京カテドラル聖マリア大聖堂の設計者といえばいいでしょう。
丹下健三氏死去 _a0007939_22552423.jpg

意匠;丹下健三 都市・建設設計研究所
構造;東京大学 坪井研究室
音響;東京大学 石川研究室

ハイパボリック・パラポライダー・シェル曲面(H.Pシェル)による壁面の残響は教会を音響特性として具象で別の形で具現化させた傑作ではとも思う次第。

どうか安らかにお休みください。
by dr-enkaizan | 2005-03-22 22:57 | 書籍@建築
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