ブログトップ

六国峠@ドクター円海山の音楽診療室-無用な営みの、えも言われぬ、この上なき喜び

drenkaizan.exblog.jp

<   2006年 09月 ( 7 )   > この月の画像一覧

ショスタコイヤーブログ界での最大の成果は?!これかも?

さて先週は庭は夏の日ざかり様の「ショスタコービッチ生誕100カウントダウン」企画のクレズマネタにて大いに盛り上がる次第であり。本筋のドビュッシーねたが盛り上がらない遺憾な次第(笑)にて候。

0925カウントダウン企画◆ネタ帳覗き見(その1)
0925カウントダウン企画◆ネタ帳覗き見(その2)
0925カウントダウン企画◆コバケン/名フィルのショスタコ・ライヴ
0925カウントダウン企画◆第4交響曲・ドイツ初演ライヴ
百年の孤独
 円海山を含む一連のトピックのコメンティータおよび、ブログ主の情報交換より、アメリカ経由のでのクレズマ受容の可能性推理されつつある次第だが、更なる研究と情報収集の必要もある謎もあり今後も各位の追及を続けて見たい次第、まだまだ氷解しないも、マーラーとショスターコービッチの音楽の源泉が「アシュケナジ」というキーワード繋がることは確定しつつあり、その具体例が、アメリカ経由で進化したクレズマ音楽という症例から、より顕著なもととなったのは確かにて候。

 円海山的に今後ショスタコねたでは、未来派周辺の状況をひとさらいし、クレズマは以後メトロポリスのクレスモリ以前の所有するトラティショナルを含む「クレズマ音楽」をトピックする予定のほか、さらに先行して指摘したいのは、フランス近代音楽へのショスタコの興味振りがうかがえるれいでありなん。

 一つはラヴェルであり、一番著明なのは、諸井誠氏の著書で指摘さるるダフニスのクロエの懇願モティーフが交響曲14番で引用されている可能性であるが、ほかに交響曲第四番の第二主題の静寂な部分でカッコウ動機に派生さるる、小クラリネットのフレーズが、ラヴェルの歌劇「子供と魔法」の後半の栗鼠の登場するモティーフそのままであることなどがあり、ラヴェルへのキッチュな魅力と言う点において何かしらの偏愛か共感を感じていた節が強い可能性をことさら感ずる物にて候。
 さらにラヴェルのフォーレ門下での兄弟子にあたるフローランシュミッドの代表作の「サロメの悲劇」(1907-12改訂)の中盤に、独唱女声や弦楽出てくる核音を上下する微分音趣向なモティーフがユダヤの古い歌から引用とされ、それが交響曲十番のフィナーレの陰鬱な序奏や13番の後半の楽章で登場するモティーフに酷似していることであり、これににたモティーフがほかの交響曲でも散見さるるような状況になっており今後の追跡課題とも大いに感じる次第であり、まだまだショスタコは、以前の第五カルメン動機なども含めほじくる懐が多くことを痛感する次第にて御座候。
[PR]
by dr-enkaizan | 2006-09-28 00:15 | クラシック

水の束がその沢山の花を揺らし、月がそこを横切り・・・

てつわんこ様への月ネタおよびゆりかもめさまへのドビュツシーねたにて候

 さてドビュッシーといえば「月の光」が余り有名であり、ほかにも月の光を題材にしてもが多く。それらを全て掲げるときりがないので、今回の「噴水」そして次回予定の「月の光が降りテラス」あたりで・・・。

ボードレールの五つの詩(1887-1889)から「噴水」
当曲は歌曲集としては初期のドビュツシーの集大成的な作品であると同時に、ワーグナーの影響からドビュッシーの独自の創意あらゆるところで拮抗対立している、転換的な意義を感じ取れる作品にて候。

その後ドビュッシーはワーグナー先を探すように自作の詩で歌曲集「叙情的散文」を作成し自己の作風を確立する。

 なかでのその第三曲目の「噴水」はドビュッシーも後に管弦楽伴奏に編曲(1907)に選定するほど、絶品であり、旋法や半音階的メロディーにて、そのテクストたるフランス語を割り当てた朗唱直前の旋律に、二度や九度の開放感ある和音や全音音階で彩られた崩壊直前の転調を繰り替えす伴奏、水を表現した様々なピアノの伴奏はおそらく長らく論争となっているラヴェル対ドビュッシーのピアノ書法先駆論争(*)に終止符を打つ革新的な官能性を提示する。
(*)多くの言説がラヴェルの水の戯れとドビュッシー版画を比較論じ、さらにラヴェルの言説を鵜呑みにして「印象主義」と括られた作風でのピアノ書法の先進性をラヴェルする向きが多いが、しかしこれ以前のドビュッシーの歌曲でのピアノ伴奏の書法の存在を無視しており、実際革新的な先鋭的ピアノでの音彩はドビュッシーにも存在してたことを考慮にいれると、はたしてそのような断定ができるかもう一度よく考えてみよう

その情景は月夜の庭園の噴水で、まどろむ恋美と過ごすそのときの、流転する庭園の噴水を取り巻く情景と当事者(笑)の感情を描く次第であり。

全ての引用はしかたないので多少の紹介で。

最初に二度のクラスター的な律動和音の上に
「お前の美しい目がまどろんでいる、恋人よ!!」と感嘆あるさまが 解る半音階な旋律で歌われるあたり
この曲の歌詞的にもリフレーンたる「水の束がその沢山の花を揺らし、月がそこを横切り・・・」の箇所での前節より律動ある、上向き半音階は月の光との近親的発展ながら書法は先進的な和音付けがなされ、月の光と水のコラボエレーションをすごす恋人との素晴らしい一時が官能で歌われる
そして、後半の「夜がこれほど美しくするお前、お前の胸に(おいおい)体を預け・・・・」のくだりまで一気に心に訴える音彩が我々の聴覚を襲う次第。

 そして前述の管弦楽編曲は、ドビュッシーの繊細ながら、珍しくラヴェルばりの濃厚な工夫ある管弦楽編曲がきけ、その官能は数段上であり、ドビュツシー歌曲への入門としては最適なる次第にて候。

その音楽は「選ばれし乙女」や「春」やピアノと管弦楽の幻想曲の面影があり、そしてピアノ曲「バラード」も想起させ、゙なおも後の牧神の午後や夜想曲やペレアスに海の萌芽を含む摩訶不思議な混在を感じさせ、「海」のような層の厚い編曲により、それはなおさら高まり、熟成した芳醇な葡萄酒のような状態の音楽を堪能させる。

最初のこの管弦楽の版で推奨すると
ブーレーズが唯一録音を推奨
ラヴェル:歌曲集〈シェエラザード〉
オッター(アンネ・ソフィー・フォン) ブーレーズ(ピエール) ブーレーズ(ピエール) オッター(アンネ・ソフィー・フォン) クリーヴランド管弦楽団 ラヴェル / ユニバーサルクラシック

(あとシカゴ響楽団とのライヴにDVDに収録がある)
原曲は
旅への誘い(フランス歌曲集)
クロワザ(クレール) リーブス(ジョージ) ドビュッシー デュパルク トゥリュック(ジョルジュ) プーランク(フランシス) / 東芝EMI
ISBN : B00005GJDD
スコア選択:
歴史的名演奏に
ドビュッシー:歌曲集
スゼー(ジェラール) ボールドウィン(ダルトン) ブルジェ ドビュッシー ベルレーヌ / ユニバーサルクラシック
ISBN : B0006GAYC2
スコア選択:
名演奏で

ちなみに初期ドビュッシーに関わるなら必携アイテムやも・・・。
[PR]
by dr-enkaizan | 2006-09-18 22:22 | ドビュッシー蟻地獄@円海山編

Kせんせドビュッシー海を語る


>Debussy La Mer>CDでは,その昔教えてもらった

・・旭ポンズおいしゅうございました
アレ以来ポンズの概念が変わりました。
みんな生粋の脳内フランス人K先生の独白に注目にして
割目(爆)
[PR]
by dr-enkaizan | 2006-09-13 00:17 | 六国峠@盟友探訪

ある構想

現在後進停滞気味なのは、本家の海の家ブログ化作業へのアウトラインおよび、多忙に・・・・
もう一つもたげているある構想へのコンポジション作りが要因であることを此処に独白する次第にて候。

 まあそれは、最近の暑中見舞いにクラオ漫画版の下書きに登場の「ゆりかもめ嬢」や「康代」さんシリーズの本来の源泉である・・・・まるでプロコフィエフの白鍵弦楽四重奏の構想旋律素材が後の交響曲第二や第三にピアコン三番お素材になったように、背景に「萌えクラシック」の構想のであり、今までの「怪しいポンチ」はその「素材」が下敷きになっている次第にて候、その辺での「萌え」の方のプロットがムクムクと形としてなにか固まりつつある今日この頃にて候・・・・。

ねたは大よそストレートには「萌え」に繋がらない近代音楽を「萌え趣向の外套」を纏わせるもにであり。

 プロコフィエフの交響曲第二番を料理するにはじまり、(*)ストラヴィンスキーのペトルーシュカそして春の祭典へ、そしてラヴェルのラ・ヴァルスあたりに始まり、ベートーベンの交響曲第四と言うネタを中心に固まりつつある次第。
(*)恐らく発表は二番目で交響曲の構成の話とその前に展開しているであろう新古典主義への思考停止の話になる。

 ほかにライナーシカゴ交響楽団の野球ネタなども利用可能とも思える次第。
この辺で上記円海山系のキャラを使ってクラねたを展開して欲しい事象があれば、ここにコメント募る次第にて候。
[PR]
by dr-enkaizan | 2006-09-12 20:44 | 告知さらす

ゲルニカといえば上野耕路氏が最近「タラコ」な件

たらこと並んで歩きマショー
最近CMソングで電波脳内破壊形な人気が急騰注意の楽曲の作曲者が上野耕路氏いう数奇な事実に驚嘆。

まあ詳細はwikiにてみてもらうとして・・・・・円海山的に絶対プロコ&タコ好きには絶対聞いて貰いたいのは。

ゲルニカ『改造への躍動』1982年 でのチープな四トラックマルチレコーダーのピンポン録音で再現されたプーランクやラヴェルにオネゲルのフランス近代やプロコフィエフそしてモソロフすら彷彿させる、スコア上にに太田螢一の前時代的テクストの歌詞を、戸川嬢の退廃的な病的な発声のソプラノが絶唱する刹那の音楽に当時DTM人間な円海山はぞっこんになった次第。
改造への躍動(紙ジャケット仕様)
ゲルニカ 太田螢一 上野耕路 高橋修 / Sony Music Direct
ISBN : B000CPGW5U
スコア選択:

なお
YENレーベルのシングルでマロニエ読本と銀輪は歌うをDC化の際収録しており、こちらはスタジオ用オケの録音で豊穣なスコアを堪能でき、「マロニエ読本」は、一部にオネゲルの交響曲第三番のエリクチュールな借用があるのがこの作曲者の見識の高さを物語る

さらにフルオケやビッグバンドに近い編成や十分な録音機材もって再度に豊穣なスコアを再現したアルバム、
ゲルニカ『新世紀への運河』1988年
新世紀への運河
ゲルニカ / テイチクエンタテインメント
ISBN : B00005GCP6
スコア選択:

は絶対初回と合わせて聞くべきであり、さらに内容は強烈であり・・・
11/8拍子の「磁力ビギン」に、日本情緒な変拍子が印象派する「水晶宮」、 プロコフィエフの20年代の作風に酷似した錯綜したスコアが映える、台風の通過を克明に描く「二百十日」そして、「ビッグバンドジャズ」のナンバーのような輪転機、そしてまるでプロコフィエフの弟子が書いたかのような記録映画プロパガンダな「交通讃歌」と、連作の「電力組曲」は躍動して壮大なオーケストレーションに絡む若干の電子楽器がなにか怪しい。

そして「髑髏の円舞曲」では、マーラーの七番の第三楽章にラヴェルのラ・ヴァルスを混合したような、刹那な破滅への羨望セルワルツが展開され、若干イベールの寄港地の「バレンシア」を彷彿させる、三拍子に二拍子アクセントを割り当てるヘミオラののエリクチュールもからむ。

 最後の「絶海」は南洋音楽の世界が展開して聞き手を南の海彼方へ誘う。
そしてレーベル移籍後はすこしおとなしくなり
ゲルニカ『電離層への眼指し』1989年 は電離層からの眼差し
ゲルニカ / テイチクエンタテインメント
ISBN : B00005GCP7
スコア選択:

これでゲルニカが死ぬほど好きになったひとが聞くべきものとしていちづけらるることをここに暴言セリ。
捏造と贋作
上野耕路&久保田真吾 / インディペンデントレーベル
ISBN : B00005IEKO
スコア選択:

上野耕路氏単体では二枚のバレー組曲や『Music For Silent Movies』1985年などをお勧めして最近の贋作やアニメ「ファンタジック・チルドレン」を聞いてもらいたいが、なによりもゲルニカ周辺の活動を知ることが上野氏の早分かりと所見致す次第 」
[PR]
by dr-enkaizan | 2006-09-11 18:38 | クラシック

最近の北京放送・・・・

最近安い短波ラジオを枕元において寝る前に海外放送再び聴いてみると、余りに変貌が激しい北京放送に閉口する次第。

ヒップポップ調の音楽にあふれエイべック○でてきそうな歌謡曲が流れる・・・かつてのそよ風吹いてきそうなすがすがしい中国古来の風情が少ない状態に。

唯一の救いは国内の文化変貌の批判をするコラムや、海外の時事への中国の立場の論点の社説など多少左ながらも平明な論説への転換が進行しているあたり。

しかし日本のFM放送やTV番組つくりを真似ることが文化躍進ではないことを当該放送局は考えるべきな時点に来ているのでは。

余りにその未消化なまねが陳腐では?

中国国際放送局
[PR]
by dr-enkaizan | 2006-09-08 23:48 | 雑文

「TRIO」ブランドが帰ってくる

ケンウッド、高級オーディオ再挑戦――14年ぶり新製品

BCL的にはケンウッドでリグも復刻キボンヌ・・・・・。
もともとトリオの自作キッドブランドがケンウッドだったのをしっているひとは何人いるのか・・・・。

追記:深夜さんのコメントで再調査でケンクラフトでございました
[PR]
by dr-enkaizan | 2006-09-07 00:13 | クラシック