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六国峠@ドクター円海山の音楽診療室-無用な営みの、えも言われぬ、この上なき喜び

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マーラーの音楽を語るクレズマ音楽

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-マーラーの音楽を語るにクレズマ音楽を聴いてないなんてそんな非見識な。-

 最近発売になったバルシャイのマーラー交響曲第10番は、えらく好評なのは、その想像力豊な補足と表情たっぷりの誠実な演奏にあるゆえになりたつのは、皆様の周知にあるものにて候。

 この話題盤ゆえレコード芸術の輸入盤のコーナにも登場せるものにて、その解説も明かに、アダージョでの、地獄のA音部分前のコラールの和音が転回形になっいる、クック版4管編成の響きなのに
、思わずオリジナルと言う微笑ましいところもあったりするも、クレズマ音楽を持ち出す見識の深さは大いに共感せるもの。(先生いい加減耳で判別できないなら譜面の話は止めましょう、たしかに音楽評論らしき雰囲気は漂うのですが。ネットの掲示板投稿にありがちなひところのベートーベンのペーンライター版なんちゃって言及厨みたいになりますよ)
 ユダヤの民族的音楽を管楽器アンサンブルと打楽器で賑やかに、ときに郷愁たっぷりに演奏する、ユダヤ祭事の楽師チンドン音楽と言う所がこの「クレズマ」、日本には「マイム×2」が有名な音楽、アメリカに渡りその器楽を受けついだ黒人がデキシーランドジャズの一つの元になったとも、思えばまだ六本木に「波」があった頃、休日出勤の帰りの深夜の3時の首都高速を降りたときに、FMよりクルトワイルを思わせる突然ハイな音楽が流れたのを聴いたのがきっかけ。かれこれ思っていたのがこのリズムはマーラーの音楽の根底にあるものと同じもと言う事で、今回のこの記事は久々に「イッフィー!!」と歓喜せるもの、さて!こちらも、応援便乗でお勧め開陳せるものニテ候。

マーラーの第1番第三楽章に第3番第一楽章の嵐の前の展開部分に7番のフィナーレそして第9のブルレスクが好きな方は絶対お聞き下さいますこと宜しく也。

それでは結構この道では有名なのかもしれないバンド
Metropolis

のメトロポリスあたりを
1:Constantinople 3:18コンブリオな始まりから中近東とドイツ音感の混じった行進曲マーラーの第1番フィナーレや第三楽章の音楽世界の源泉のような2:Bucharest 2:34無声映画のチャンバラでも始まりそうなアレグロな音楽 ながらトロンボーンと打楽器の刻みはなんかカッコイイ。時々オカズにフィルインするトロンボーンとクラリネットのグリサッンドの溜めは、マーラー3番に出てくる節の文脈に酷似
3:The Tuba Doina 2:52怪しげなテューバカデンツアソロがマリンバのトレモロを背景に、これもマーラーの3番のトロンボーンのソロやクック版10番のテューバのスケッチからの選定も頷ける
4:Hot Dishes 2:10民謡と民族舞曲のロンド歌の後半フレーズの対旋律などからマーラーのロンド・ブルレスクに似た世界を垣間見られるもの。
5:Kramtweiss Steps Out 3:15前半3拍子ラッシュ後半2拍子フリッシュな音楽。三拍子の部分のそれはパトバの聖アントニオもしくは復活の第三楽章もしくは、ショスターコービッチの交響曲に出てきそうなアクセントに、トロンボーンの三度を上下する伴奏もいかにも。後半は演歌かロシア民謡調に(笑)6:The Good Soldier 2:44ものすごく堂々とハイな行進曲 吹奏におなじみの「ナイルの守り」のプロトタイプみたいな・・・
7:Heyser Bulgar 2:56 3-3-2のリズムの上にルーマニア風なモードが中近東しているうちに、クラリネットがどさくさ紛れに「マイムマイムの節」という慌しいながら、これまたカッコイイです
8:The People's Dance 3:22いきなり奇妙なソプラノサックスとクラリネットのターンと金管の終止進行な返事で、始まる クルトワイルの音楽と言っても騙されるかもしれない音楽。次第に初期のショスタコ(略称)かプロコフィエフの音楽みたいな弱進行和音のリフレーン9:Moldovanke 5:11再び前半3拍子ラッシュ後半2拍子フリッシュな音楽 今度は大地の歌や7番の夜の歌や、ショスタコ(略称)の初期の「アニメ」音楽のそれに酷似(実はあの音楽それ風に意図されたか)
10:Shryer's Doina 5:15 少し深遠なトランペットに深い金管の和音がこの辺は実は、マーラーのみた消防士の葬儀とか十番のフィナーレにでる金管の美しいところの源流を想起。
11:A Wild Night in Odessa 3:01ユーモアがあり勇壮な行進曲しかしなんかマーラーの音楽を聴いたときと同じ気持になる何かが?
12:The Shepherd's Dream 2:53郷愁溢れる行進、フレーズの最初は6番や7番の第1楽章の旋律ソックリだったり。

さて皆様どうのように。
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by dr-enkaizan | 2004-03-29 22:28 | クラシック

取り急ぎ何を買うかクレスト1000

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 非常に迷う今回のデンオンのクレストの面子、取り急ぎ武満の「ジェモー」は押さえて、初演のエアチェックテープオンリーから開放するもの也。次に「この値段なら買える」と言わしむるペルルミュテールの近代フランスピアノ曲集を確保。

 まあエアチェック厨の時ドビュッシーの「ピアノのために」にてこの音盤の存在を、認知せしむるものなれど、いざ音盤購入となるとラヴェルのソナチネにドビュッシーの映像が第一集だけであとフォーレの主題と変奏という、「お弟子さん向け」の併用教材の如しカップリングにて、今一つの充実しない物足りなさで、今だ購入をためらうもの、今度の廉価で思いきって購入を敢行せり。

 ソナチネはニンバスの録音より音・演奏共に鮮明なるもの、これは教材としても、鑑賞としても貴重な演奏。

 そして、ドビュッシーの「ピアノのための」ピンポイント照準にて輪郭ある「聞かせ」が
他にない貴重な演奏と思われるものに候、さらに次の曲ではわざと真中に「サラバンド様な舞曲」がある構成が似ている「映像第一集」おいたのかと?意図を想像し兼ねない
その作風の「変遷の微妙な差」に連続を見出すことが容易い名演奏に感銘。

追伸:フォーレは主題提示のそれが、ラヴェルのソナチネのメヌエットと同じ息遣いを感ずるもの、この子弟アーチ振りも味噌なるもの・・・・。

 しかし多少技術の不備はこの年代にも認めうるところあるが、ミニコンサートでこれだけの演奏は滅多に聞けないゆえ、御徳感十分と診断さるるものにて候。
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by dr-enkaizan | 2004-03-24 23:38 | クラシック

赤道中毒も一時解消だぁ?

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 前回のツィビーヌ続きEMIのフランスのシリーズ、このジョリベの自作自演集成も、ものすごく嬉しいネタにて候。感涙筆頭なのはピアノ協奏曲「赤道」・・・いや赤道コンチェルトとして名の通りがよいそれが、ある程度メジャーなレーベルでマシな録音で(モノだけど)CDで聞けるように為った事。

 これの再録音のCBSのアントルモンの録音は嘗てクラッシック招き猫でCMGL(しーえむじーえる)の家主が立ち上げたスレで、当方の挙げた矢代秋雄からなぜか発展して鈴木真樹さん江ノ子さんさらにつーちさん他を巻き込んで「赤道中毒被害者の会」に発展するほどそのCD化が切望されるもの、今回の発売はせめて暫くの乾きに潤いをもたらすものとなり候。
 しかしながらアジアのリズムと怪しい旋律が、幾分アレラランスで判り難い繋がり絡む痺れ具合は、こちらの方が上、しかも、打楽器の代表される裏打ちリズムに対するその効果の説得力の強い演奏状況に感心もし、第二楽章の「癒し系」な部分の細やかな弦楽の刺繍的ソノリティーは、密林の中に忽然と開ける湖の透明度の高さで、録音の古さを忘れさせるもの。

 いずれにせよこれで久し振りに藤岡探検隊的音楽世界を堪能せしむるもの也、

 さてCBS盤も再発売はいつになるやら。・・・・・
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by dr-enkaizan | 2004-03-21 03:06 | 解説のない音盤紹介

レニーのプロコフィエフスキタイ組曲(「アラとロリー」)再発売

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 ロイヤルコレクション「ロシア曲集」以来の再発売か。前回買い逃していたため感涙ものにて候。

 LP時は同じニュヨークフィル時代のショスタコービッチの交響曲6番とのカップリング、今回はストラヴィンスキーの春の祭典(ロンドン交響楽団)火の鳥(ニューヨークフィル)のボーナストラックにてリリース。

 注目は一曲目の「ヴェレスとアラの崇拝」最初の、不協和なメロディの伴奏背景の凝ったリズムを強調する辺りと、第三曲の月の光の神秘から危機的状況までの加速の、ロシアのそれとは違う、粘りある猪突猛進振りがバーンスタインの当時を思わせることでしょう。

 これを含める今回の再発でのソニーの国外廉価シリーズ(1.3K¥)CBSマスターワークス音源発掘多数にはボーナストラック多数今後も期待せるものなり。
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by dr-enkaizan | 2004-03-20 22:45 | 解説のない音盤紹介

ツイビーヌ指揮/パリ音楽院管弦楽団-フランス音楽集-

a0007939_222548.gif本家掲示板「ドクタ-円海山の音楽診断室」にて、フローラン・シュミット「詩篇47」について驚嘆の報告す、その後約2名の反響を得る。
 購入以来数日はシュミットの詩篇へのツビーヌの飽くなき力強く知的にして豪快な演奏に釘付けに。
(掲示板参照)
 この音盤長らく己にとっては「幻の名盤」に位置付けられるもの、その時期もあり今回の復刻も、ある意味、古のシュミットの曲の演奏記録に、コクトーの声とフランス「六人組」目当てで、期待はせずに単なる資料的意味合いの心構えで望むが、最初のティンパニーのロールの上に弾むファンファーレからして既聴の音盤と違う事態に驚愕、その後の歓喜が阿鼻叫喚する展開で完全に虜状態なるもの。
 音質もモノラルながら支障無しの丁寧な復刻具合でもあり、そのスコアの過激さが、一般にはある種のローカリティーと品位ある響きと、印象付けらるる当管弦楽団が、そのカラーはそのままに凶悪なぐらい剛直で変貌した様を鮮烈に体験できる事を約束できるもの。
詳細はその後断続的に報告ス。
ドクター円海山
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by dr-enkaizan | 2004-03-10 22:26 | 解説のない音盤紹介

ドクター円海山ブログ始めるの巻

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世の中は迅速が命らしいとのこと。
本体の再構成のモチベーションの下がる今、新たなる手法を我試すものなり。
さてどうなる事やら宜しくお願い致します。
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by dr-enkaizan | 2004-03-07 20:29 | クラシック