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六国峠@ドクター円海山の音楽診療室-無用な営みの、えも言われぬ、この上なき喜び

drenkaizan.exblog.jp

新年早々脱力ネタ

年末のレコ芸に読者投稿欄にて、マーラー交響曲第一番の第三楽章のネタで、ネット初心者と思しき団塊世代がさも得意げに、出典元ウィキとする薀蓄を開陳して、それをそのまま掲載しておる状況で、ウィキの問題を当編集が問題視していないことが明らかになって呆れたのは、件の元官僚襲撃テロの予告騒ぎの次でありなん。
 ウィキの時系列や情報の出典そして専業の執筆者や責任が自己にあるために、個人の研究や思いつきに思い違いまでらしく見えてしまうことに、再度警鐘を鳴らしておきたい。

鎌倉スイス先生も激怒した未出典アンセルメのユダヤ排除説や、世相問題視された大学のレポートにウィキ掲載の俗説にて展開するもの、(源義経や天草四郎等)も個人的には記憶に新しい。

 得られる当情報、ネット間でのやり取り、ブログなどの仔細説明に内容を吟味という条件つきで、 ソース・ロンダリング された 文字媒体 でのデーター素材に適しているのだが、ロンダリングゆえに、公の報道や、出版そして学術に、これは使用できないことを認識できないような、スィーツ脳が蔓延しているのは?どうやら確か似て御ござ候。
 そして今回はプロコフィエフ交響曲第四番
以下引用2008年の12/5時点の
傑作である《交響曲 第5番》の後に改作されたため、改訂版がより練れた交響曲様式をとっていると評する向きもある一方で、初版の新鮮で軽やかな魅力を惜しむ意見も見られる。ジャン・マルティノンによる交響曲全集が新旧の両方を録音してから、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチやネーメ・ヤルヴィ、ヴァレリー・ゲルギエフらの指揮者もこれに追随するようになり、両方の版の比較が可能になった。

引用終わり
最大の間違いはマルティノンの扱いであり。
 マルティノンjは70年代リリースのVOXの全集で初版のみ録音しており作品番号112の改訂版は録音していない。
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その全集は2009現在入手は困難だがナクソス(NML)で聞ける。
また名演奏の六番や二番そして道化師を含む第二集も現在聞ける次第で

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 以上がマルティノンのVOXに録音した全集の全貌だが、無論、円海山所有のリアル音盤と同一内容であり、掲示板などの会話内容から判断されるであろう、CDになり存在が明らかになった?、道化師組曲の音源の他は、オミッドされていたと言う可能性もなく、かつての国外VOX箱物LP×2セットとも変わらない。*おそらくコロンビア国内販売もそれに準ずるはずである。
そして当然四番は改訂前の Op. 47しかない。

 さらに、本来ここでの両版を最初録音したのはジャンドスのネーメ・ヤルヴィであり、他の2者が追従したとは思えず、発言出典が無い限り個人の憶測の域を出ておらず、両者は同素材による別作品の魅力を感じていたとしか考察できないのは確かである。

Prokofiev: Symphony No. 1 'Classical'; Symphony No. 4

Chandos


改訂版

Prokofiev: Symphony No. 3; Symphony No. 4 (original 1930 version)

Sergey Prokofiev Neeme Järvi Scottish National OrchestraChandos


原典版
これもナクソスで聞ける。
 また楽曲解説にCDやレコードの媒体や演奏家情報が、楽曲の事実解明に感慨として存在しており、本質になんら寄与するところでないことに、この執筆者、弁え無きぶりを察する次第にて候。

 ともかくあのところの情報は一旦考慮の段階を経て引用はデフォであるのは確かにて候。
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by dr-enkaizan | 2009-01-03 11:11 | プロコフィエフ@交響曲
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