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六国峠@ドクター円海山の音楽診療室-無用な営みの、えも言われぬ、この上なき喜び

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太陽系の中でどれが一番

ツンデレなの?
承前

 さて惑星ネタといえばコリンマシューズの冥王星と冥王星の降格による悲哀が記憶に新しいところだが・・・・NMLもそうした機会を利用した注目をそらしたかったのか、という同曲レーベルレパートリでの再録音のタイトルがあるのを皆様はご存知だとは思いまするが、NMLの地雷ねたとして取り上げたい次第にて候。

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8.550193 ホルスト:組曲「惑星」/バレエ組曲(チェコスロヴァキア放送響/リーパー)
HOLST: Planets (The) / Suite de Ballet, Op. 10

90年代半ば近くあるCD量販店の片隅廉価コーナができ、1000円の廉価販売の音源の不確なCDが発売され始めていた矢先、そんな中にひときわ違った独自の選曲を持ち、録音ソースが自主であることが明示された廉価シリーズが並びはじめた・・いうまでもなくナクソスレーベルとの出会い似て候。

 
 このホルストの惑星も、そのカップリングのバレー組曲目当てと・・リーバーというマルコポーロでは知られた名前で購入の経緯がある音盤であるが・・・その演奏は、非常に緩く再度聴きなおす注目点を定め思い起こして聞かないかぎりは、ホルストの当該曲のオケの技量に拠る価値の違いを、非常にいちじるしく認識たらしむる内容にて候。

 一例は火星の冒頭の五拍子を刻む弦楽のコンレーニョが明らかに音量が足らず、ハープの音量がやたらでかく、その中で消え隠れする木管や金管のクレシェンドの不統一や、おっかなビックリの不協和音の引き伸ばしのタイミングの微妙なずれと、これが結構マイクバランスで相反するかのように収録されており、程度は違うが、まるで近所の子供の発表会のような賢明さではあり物凄い和む状態の心境になり、緊張すべき火星と言う楽曲でこのような心持にする稀少な様相を提示するといった按配でありなん。

それゆえに後日しっくり来るのは金星や水星に木星の、イギリスの民族的素材がいかされた場面においてであり、カップリングのバレー組曲の曲想と併せ持つと、これが本来の狙いなんだと好意的解釈しないと、自分はとんでもない悪人になってしまうのでは思わせる音盤なのであり申す。

じつさい、ナクソスはレコード芸術がパイクのプロコフィエフのピアノ協奏曲を紹介するまで再度購入することはなかったといえばこの辺のショックというかアレな具合をお分かり召されるや?

まあともかくこの演奏には通常に聴かれるスペクタクルを期待すると・・・・それなりの状態になるのは確かでありなん・・・しかしスコアの誇張なき表現としたばあい、実はこの曲の価値は田舎空でみる星空で作るホロスコープといった方が時代的にはあっていて、現在のハップルで見るかのような壮大で緻密な状態方がやりすぎなのかとも妄想もしかねないのはたしかであるが。

皆様には表現には語弊あるが、無害な地雷覚悟で一度はご拝聴を小声で推奨いたしたい。
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by dr-enkaizan | 2007-05-02 17:46 | 解説のない音盤紹介
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