さて春も花盛りから新緑へ向かうが最近は温度が極端で雨も多い次第にて候
まあせめて音楽はということで・・・・・ハープとフルートに弦楽を中心にした編成で・・・モントリオール室内プレーヤーズでの
ACD22356 DEBUSSY / KOECHLIN / RAVEL / ROPARTZ / ROUSSEL: French Chamber Music
などを・・この
曲目の一部は以前紹介したデッカへのメロスカルテットの録音に酷似するも・・・特筆すべきはケクランの五重奏曲第二番に相当する
フルート・ハープ・弦楽三重奏のための五重奏曲「春・Ⅱ」が収録されている珍妙さにある。
この曲は往来のケクランよりはラヴェルや、当曲の編成と同じロココ組曲におけるフローラン・シュミッドを思わせ、ときにフォーレのような風雅なアルカイックな旋法的和音が心よい楽曲で御座候。
これらと以前紹介したラヴェルのソナチネの三重奏編曲などあわせもって聞くことを取り急ぎ推奨されたし。