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六国峠@ドクター円海山の音楽診療室-無用な営みの、えも言われぬ、この上なき喜び

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シベリウス:交響曲後期交響曲集+交響詩集(ユタ響/アブラヴァネル)


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Maurice Abravanel
ATM-CD-1202 シベリウス:交響曲第5番 - 第7番(ユタ響/アブラヴァネル)/交響詩集(ロンドン・フィル/ボールト

Jean Sibelius: Symphonies No. 5, 6, & 7; Tone Poems
これは未聞でリアルでもさすがに手をつけるか迷いようなメンツでもありなん。
しかし百聞はなんとやら、非常にリズミカルに進みつつ品性ある音楽表現が楽しめる一枚にて候。

そのリズミカルな側面の端的聞きとしては、最初の一例には、交響曲第五番の第一楽章で
 通常、悶々と内包するような予感めいた暗示で扱われる、動機や弦楽のトレモロの音形などがここでは、後半の推進への起動としての機構の稼働開始としてあ使われたおり、あきさせない。

次に交響曲第六のスケルツオの木管の音階の適正な均等振りで、これも通常は何となく抑揚的扱いにたいして、チャイコフスキーの楽曲でのそれのような様相を帯びている点になどであり。
 かなりこの指揮者の愛情もしくは今様には、本国物でという定説がまかり通っているシベリウスの演奏の常識以前は、もっとポピュラーだったということが認識できる事例の一つ(*)であるとも言える次第にて候。
(*)ほかにアンセルメなども意外に思われるが、作曲者と親交およびステレオレコーディングがある、さらに世評ではバーンスタインの全集も本国物信望者にはあまり評判は芳しくないが、その解りやすさはこのアブラパネルと双璧である。
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by dr-enkaizan | 2007-04-26 23:03 | 解説のない音盤紹介
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