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六国峠@ドクター円海山の音楽診療室-無用な営みの、えも言われぬ、この上なき喜び

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サティ:バレエ音楽集/管弦楽編曲集(ユタ響/アブラヴァネル)「星の息子の前奏曲」他

アブラパネルの話題で名盤とされた、サティ:バレエ音楽集が再復刻されているのは横目ににていたが、初回の一枚の復刻と思いスルーしていたが、本日NMLで確認して仰天

なんと二枚に増えていて初回CD単発(*)未収録のものが網羅されている次第

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ATM-CD-1612 サティ:バレエ音楽集/管弦楽編曲集(ユタ響/アブラヴァネル)
SATIE: Ballets (Complete) / Orignal Works for Orchestra and

Homage to Satie

曲目はパラード/メルキュール/ルラーシュ/風変わりな美女~大リトルネッロ/「真夏の夜の夢」のための5つのしかめ面/馬の装具で/ジムノペディ第1番&第3番(ドビュッシー編曲)/梨の形をした3つの小品(デゾルミエール編曲)/2つの前奏曲/グノシェンヌ(プーランク編曲)/星の子供たち(マニュエル編曲)/びっくり箱(ミヨー編曲)

特筆すべきはプーランクの編曲した作品の観点が、幾分簡素にはなりながら、ドビュッシーの観点でその語法を捕らえているかのような器楽の扱いであったりする点とか、星の子供達(息子)の抜粋のロランマニュエル編曲の巧妙なル編曲であり、原曲より解りやすい曲の構成意図の明示が聞けるなどでありなん。

 あのブーレーズも二つあるサティーの現代音楽での価値と認める、四度累積の変性和音完全音程並行による、フレーズのソノールを様々な器楽の取り合わせて提示、そして陰旋法様の盛り上がりと弱進行の和音を管弦楽の盛り上がりを演出する。

 当曲は、かつて原曲は数台のハープとフルート似て演奏されたと伝えられ、残るピアノ譜面をモーリス・ラヴェルが編曲したが現在は行方不明、そして、原曲の編成を武満氏が想定再現編曲した譜面がでており、録音もされた、そんな曰くもある。

これと代表曲パラードにルラージュそして幾分影は薄いが両者の中間的な曲想のメルキュールさらに自編曲の小品の数々、さらにドビュツシーやプーランクの録音でこれも神懸かり的演奏を残した、デゾルミエールの編曲した「梨の形をした・・」、いわずと知れたドビュッシ編曲のジムノペディーと、代表的楽曲は完全に網羅すrことができる。

またミヨーにより発見され編曲された「びっくり箱」は当時はバーナド・ハーマンのデッカ録音前後録音ゆえ稀少だった。
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The Complete Ballets of Erik Satie

そして、演奏するアブラパネルの職人芸はヴァンガードの秀逸なテープにより記録されいまストリームやプレーヤを通して鮮明に聞くことができるのは誠に嬉しい次第にて候。

なお寂しいことにヴァンガードの参入で、ブラパネルは代表とされるマーラーの交響曲は
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ATM-CD-1210 MAHLER: Symphony No. 1 / Des Knaben Wunderhorn
Mahler: Symphony No. 1; Des Knaben Wunderhorn
分発売ではこの辺の
Mahler: Symphony No. 3あたりはNMLでは無視され上記しか現状はないことでありなん。

なおこの録音では半音階的対旋律や、フォークロワ的な歌いこみが非常にクレズマ音楽の様相で扱われ、この交響曲の原初にあるユダヤ的印象をことさられ感じる次第にて拝聴推奨。

筆頭は終楽章の「クレズマユダヤ大運動会」とでもいえそうな、その表現の元気一辺倒ながらも、スコアから民族的運動力を導き出しているあたりか?
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by dr-enkaizan | 2007-04-25 00:45 | 解説のない音盤紹介
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