ブログトップ

六国峠@ドクター円海山の音楽診療室-無用な営みの、えも言われぬ、この上なき喜び

drenkaizan.exblog.jp

N珍妙なるML:ラヴェル三題(2)コチシュのラヴェル&ドビュッシーカルト編曲集

 さてNMLこんどは、ハンガリーの若手三羽鳥と評され、リスト&バルトークのピアノにての名演奏を輩出し、今は重鎮になりつつあるゾルタン・コチシュのラヴェルとドビュッシーの珍妙な独自編曲を交えての管弦楽作品集。
a0007939_2123967.gif

HCD32106 DEBUSSY: Marche ecossaise / Images (arr. for orchestra) / RAVEL: Le tombeau de Couperin
Orchestrations by Zoltán Kocsis of Works by Debussy & Ravel
曲目はドビュツシーがスコットランド行進曲やステリー風タランテラそして、歌曲の忘れられたアリエッタ、さらに、ピアノのためにや版画の初期稿的要素ある、再発見された「忘れられた映像」の独自やラヴェルを交えての管弦楽編曲。

 そして本題のラヴェルは古風なるメヌエットと「クープランの墓」の完全全曲の管弦楽編曲補完であり次第にて候。

 こと 、とりわけ珍妙なるは、クープランの墓のラヴェル本来の管弦楽編曲では不向きな要素にて、割愛された「フーガ」「トッカータ」であり、後者のほうは、ラヴェルの管弦楽での編成を逸脱する、様々な打楽器に鐘やウィンドーマシンなどを加えた、むしろ同作曲家の「ダフニス」や「子供と魔法」に近い編成に拡大された管弦楽で見事に次第に電波度を増してゆく編曲が成され、見事に演奏されたいることにある。


 最初はミュートとつけたトランペットでラヴェル本来の管弦楽を少したがえたが納得できる音彩で始まり、その主部の二回目の提示の箇所で出現する、打楽器長太鼓系を思わせる連打リズムそして鐘が鳴らされるあたりから、世界がラヴェルの世界を壊すことなく、狂いはじめてきて、次第に管弦楽はダフニスのような官能すら思われる熱が帯、ホルンの上皇グリッサンドまで交えてクラマックスを迎える。

 嘗て常連のストロング小林少年氏から当音盤の一報をうけ余りの出来に良い意味で口アングリの状態になっているうちに、フンガロトンの状況がアレになったこともあり、結構入手しずらい状態になったがこんかいのNMLでの拝聴容易な状態を歓迎せざる獲ないところがある。

 おそらくその成りを見る限りはコチシュ編曲のクープランの墓補完と一般は聞く限り、限りない地雷に聞こえるのは必定だからにて候。

しかしながらコチシュのドビュッシー&ラヴェルへの適正は見るものがあり、さらにドビュッシーにいたるは「三つの夜想曲」の四手編曲でのラヴェルの編曲でのこされた「海の精」の編曲を補完して、単独で出版流通さている程である。
 またメジャーレーベル(*)での忘れられた映像の最初録音に近い行為も彼が行っている次第であるのは世間しられていない。
a0007939_21102684.jpg

ドビュッシー:ピアノ作品集

(*)おそらくイエルク・デムスのアマデオで発売された自家録音の次ぐらい?

 まあ月の僅かな予算で大博打が何度もいけるのはNMLてっ・・・認めたわけではないんだからね・・とツンデレに終了。

つぎは隠れたダフニス全曲名演奏で。
[PR]
by dr-enkaizan | 2007-04-15 21:01 | 解説のない音盤紹介
<< 監視カメラ大国だそうで・・・・ N珍妙なるML:ラヴェル三題(... >>