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六国峠@ドクター円海山の音楽診療室-無用な営みの、えも言われぬ、この上なき喜び

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横浜をドビュッシー・フランス近代・ストラヴィンスキーで描いた男

須賀田礒太郎の世界のレヴューがゆりかもめ様より発信中。
神奈川フィルハーモニー管弦楽団特別演奏会 ~音楽遺産発掘~ 須賀田礒太郎の世界Vol.Ⅲ

近代日本音楽史における、ジャンルの空白を埋めるアマルガムの部分に現在は評され、当時七歳年下の早坂文雄から強烈に「進歩を考えない旧態依然の音楽姿勢」の意で批判され忘れ去られた作曲者といえる鬼才須賀田礒太郎。

あるいみ神戸の大澤と対極の立場にあると言える次第ながらその待遇は、現在は音盤譜面においても、規模は小さい注目振り次第は多少嘆かわしいが、戦後の作曲者陣営の個性と技巧進歩は、須賀田の音楽より強烈な存在が増えていったのはたしかであり、埋没する宿命は無理もないとも所見さるる次第。円海山も一部の録音と曲名しか聞けいないのも事実である。

今回のコンサートの前の幾つかの企画では、菅原明朗に師事していころのフランス近代的手法の作品や、敬愛したドビュツシーの交響組曲「春」などが演奏され、そして正に今ネットゆりかもめ様や円海山が横浜の諸風景にフランス近代や諸国音楽を妄想するかのような、横浜を近代音楽(ドビュッシーの海や映像、ストラヴィンスキーの火の鳥や春の祭典)的手法を模した音楽で表現した。二部から成る交響詩「横浜」なども扱われている次第。
 
 そして今回当たりは、各種の音楽の自出を明らかにして「なになに風」な音楽が主体になった類の作品の網羅へ続いている次第であり、今回も時間を裂けず逃したが、横浜で成されるのは大変嬉しい次第にて候。

さて後の音盤発売には大いに期待セリ。
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by dr-enkaizan | 2006-07-02 19:20 | クラシック
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