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六国峠@ドクター円海山の音楽診療室-無用な営みの、えも言われぬ、この上なき喜び

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指揮者の岩城宏之さん死去

asahi.com:指揮者の岩城宏之さん死去 エッセーでも活躍-文化芸能

リゲティーの追悼をしようとした矢先に・・・・・
近年大病して、往年と比べてやつれたが・・・その活動は毎度のベト全連続演奏など、精力的で安心したやさき、また一段と老けてきて・・・武満でのキャンセルなど聞くに連れ嫌な予感が・・・・・大変残念
武満徹:夢の時 管弦楽曲集
メルボルン交響楽団 武満徹 岩城宏之 ダウス(マイケル) 佐藤紀雄 クレリン(ジェフリー) / BMG JAPAN
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夢の時は、NHK交響楽団との録音につづき、 二回目の録音で円熟した表情付けさらに豊かなる名演奏

黛敏郎:涅槃交響曲
岩城宏之 東京都交響楽団 東京混声合唱団 黛敏郎 / コロムビアミュージックエンタテインメント

この曲も岩城氏が数多く振っている、現代音楽にとっては、どんな物でも職人的に曲を掌握して岩城氏はもはや恩人の領域では?さらに自身の出所である打楽器演奏家の片鱗もよく題名のない音楽会などでシロフォンの腕前で披露。

全曲初演を生で聞いた水野 修考氏の
交響的変容全4部 CD(3枚組)は岩城宏之、東京混声合唱団、栗友会合唱団、東京交響楽団、CDT1017-9
などは長丁場4時間の演奏。
特にジャズ・ロックにマーラーに前衛手法が和太鼓と絡む第三部は、数多く演奏されたおり、指揮者の真横の和太鼓から耳を守るため耳栓をして指揮をした伝説がある。

おそらく逝去されたリゲティーと会いお二人は意気投合して天界でまた先行した方とも交え、現代前衛音楽祭りをしていることでしょう。
ご冥福お祈りします。

リゲティーの60年代の注目度はこの一風違う角度でレニーの音盤で・・・

Bernstein Century - Music of Our Time / New York PO
Edison Vassilievich Denisov Morton Feldman Gyorgy Ligeti Olivier Messiaen New York Philharmonic Gunt / Sony
ISBN : B00003WGO2

追記:敢えて言えば指揮活動という点のレパートリ幅広さにおいては、岩城氏は生涯60年代のニューヨーク時代のバーンスタインのような状態を続けていたのかもしれない。

余り知られていないが、レナード・バーンスタインはアメリカでの前衛紹介に余念はなく、リゲティーをはじめ、此処にあるメシアンではトゥランガリラ交響曲の依頼も彼によるものであり、録音は残されていない、ほかにクセナキスやブーレーズの楽曲のアメリカ初演も彼によるものであり。

 レニーは常に前衛を嫌っていたわけではない、一部音楽愛好家の評論にレニーが反前衛の立場をとっているかのような蒙昧な論調があるが、それはウエストサイドストーリあたりしか、彼の作品を真面目に掌握していない怠惰以外のなにものでもない。

 ちなみ岩城氏はニューヨークフィルとは上記水野氏の交響的変容の第三番を演奏している。
追記:岩城氏の追悼として聞くべき恐らく最大の著名なる音盤はといえば円海山的には
現代日本音楽の古典
NHK交響楽団 外山雄三 岩城宏之 小山清茂 渡辺浦人 吉田雅夫 尾高尚忠 武満徹 / キングレコード
ISBN : B00005F6K9
スコア選択: MAXだね
キングに1961年録音した外山雄三の「ラプソディー」にそして小山清茂の管弦楽の為の木挽歌 尾高尚忠の「フルート協奏曲」を聴くべし!オリジナルCD化の際に「現代日本音楽古典と称しても一つアルファーに渡辺浦人の「野人」武満の「弦楽のためのレクイエム」が追加されている。録音も音質がCD化に際して残響の飽和がなくなりかなり優秀。
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by dr-enkaizan | 2006-06-13 14:44 | クラシック
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