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六国峠@ドクター円海山の音楽診療室-無用な営みの、えも言われぬ、この上なき喜び

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ウルトラセブン 12話の悲劇

間流行の画像アップロードサイトyoutubeに
よいよウルトラセブンの欠番回の第十二話「遊星より愛をこめて」がアップ(*)されてしまった次第。

(*)形態はオープニングと三分割された本編と言う形態に流布されている

 これは製作側が「二次的に起きた問題」に真摯に対応して、やむなく内容に問題は直接無いに関わらず封印したものであり、これを入手した第三者が闇ルートで広く流布しているのは暗黙の了解なれど、かのサイトにウプせることの是非はモラル的に問題にて候。

 故に、皆様には、それ興味あればULTRAMAN ULTRA Seven ウルトラセブンでかの地を検索することを示唆に止めておく次第あしからず。

経緯は放送数年後の子供向け雑誌の付録に紹介された、12話の宇宙人「スペル星人」への呼称が「被爆者」を差別したものという指摘を、それを読んだ被爆者団体の子供よりなされ、団体の抗議行動に発展して、真摯な製作者側の対応で、和解した経緯がある。

 その内容は自らの星「スペル星」にて起きた量子兵器(原子力兵器)の事故により、その放射能により体は被爆し、された自らの民の存続の危機をすくうべく、遊星人としてさ迷いたどり着いたスペル星人の科学者たちが、その危機伊有効な手段と発見した地球人の血液を、地球人に身を窶して恋人を作り、その恋人に渡した腕時計偽装した血液採取装置やそれを子供への懸賞にして渡すなどの、不正な手段にて採取していたことにより、その陰謀が発覚、自らの星の民を招き入れ侵略するまえに、セブンとウルトラ警備隊に駆逐される筋書きである。

 おもなクラ的な見所としては、この回で、被害者の友達のアンヌが、その友達と正体がスペル星人の恋人をモロボシダンと張り込む時にデートをして親しくなる描写や、全編に流れる冬樹氏の作曲したモーツァルトそのものようなフルート協奏曲風の見事な音楽などが有る次第。

 特撮的には中盤でのUH-1号とスペル星円盤とのバトルでの、残像の残るオプティカルプリンターの光線効果に、宙返りするUH-1の激しい動きと、i一時修理の為の水平着陸のj迫力、そして回転して粒子状バリアを張りつつセブンとUH-1を攻撃する円盤をセブンがバリアを封鎖して、UH-1がキリヤマの「今だ」の一声で撃破するなどの、ゲストキャストを含めて、他の話に無い見所があり、さらに圧巻なる夕陽をバックにストップモーションを多用し実相寺アングルのアクションは封印されたのが大変惜しまれると周知の通りなる次第にて候。

建築的には?今は亡き多摩川沿いの「百窓の家」がスペル星人のアジト兼ラボドラリーになっているのがオシャレであり、パットしない星人のデザインよりそちらの印象が強いところもある次第。

台本的にも、セブンにより夕陽を背に真っ二つにされて星人は殺された後に、恋人がスペル星人だったアンヌの友達のセリフ「いつか他の星の人々と仲良く(以下略)およびそれに心で答え独白するモロボシダンの「必ず来る(以下略)」のセリフは、その背景に流れる長調の上記モーツァルト風の音楽が逆意的に悲しい「不幸な顚末の恋人」への哀れみがあり、その退治の残額的描写や途中の悪役然としてスペル星人の演技はあるも、被爆への人間性阻害の非難はあっても被爆者を差別する意図は無いとも読める次第にて候。

今回の件は、希望としては今後当事者間の和解と作品への誤解を自然な経緯で再発表に至ることながら、不正な発表が契機になるとは思えず、その希望をさらに遠のかせる結果になりうる事を懸念せざる得ない次第、大変残念にて候。

しかし、ながら以下一度この話は、誤解を解くこと再評価は必定な事は確かな次第とも愚考致すが、皆様は如何なるものか?

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Nobumassa Visione様
モーツアルトvsウルトラセブン~平和 M-151
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by dr-enkaizan | 2006-05-29 02:08 | 気になる・・・・・
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