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六国峠@ドクター円海山の音楽診療室-無用な営みの、えも言われぬ、この上なき喜び

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作曲家宮川泰氏死去-芸能と芸術とサブカルチャーの狭間

スポニチ Sponichi Annex 速報

wikiを見てもその作品は氏の放送業界で黎明期に音楽をになった出身を表す次第で、そのラインナップと共に育ったTV世代としては、潜在的に音楽感覚の一端を学べたことに感謝し、ここに冥福を祈る次第。
ザ・ヒットパレード(フジテレビ)
シャボン玉ホリデー(日本テレビ)
宇宙戦艦ヤマト(読売テレビ)
さらば宇宙戦艦ヤマト~愛の戦士たち(映画)
宇宙戦艦ヤマト2(読売テレビ)
巨泉・前武のゲバゲバ90分!!(日本テレビ)
ひるのプレゼント(NHK)
脱線問答(NHK)
カリキュラマシーン(日本テレビ)

 いうまでもなく、「ヤマト」のシリーズはその後の「アニメの交響楽嗜好」を開拓したのは言うまでもなく、ことさら氏の卓越したアニメサントラを、交響組曲に仕立て全面的に「オーケストラ」を「閉鎖的なアニメ系サブカルチャー層」に意識させたことは、一部の例外(*)もあるがその層が漠然として捕らえていた、それ以前のアニメのオケ劇伴奏への再発見の流れを生み出しことは文化史覚えるべき事項にて候。
(*)戦後のサブカルチャーでの認識されるクラッシック・オーケストラ系では渡辺浦人親子の初期アニメでの小編成での下仕事に始まり、単独としてフィルアップある冨田勲のジャングル大帝交響組曲という先例があるが、70年代はそれ尾を意識する前に映像への興味が先行されていた頃であり。あくまでも製作者側でのパッケージングであり、ヤマトブームのファンとの反応の流とのないでの、「訴えかけの強さ」とはとは違う事例であることを留意。
生誕30周年記念 ETERNAL EDITION PREMIUM 宇宙戦艦ヤマト CD-BOX
アニメ主題歌 / コロムビアミュージックエンタテインメント
ISBN : B00030GSY4
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交響組曲「新 宇宙戦艦ヤマト」~GREAT YAMATO
TVサントラ 川島和子 シンフォニック・オーケストラ・ヤマト 宮川泰 / コロムビアミュージックエンタテインメント
ISBN : B00005HLLZ
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あの本編 アバンのバラード風ジャズボーカルスキャットとオケの競演やイスカンダルでの並行四度の使用した木管の用法、時にショスターコービッチような恐怖や凄み、チャイコフスキーの泣きになりはたま、印象派にフリージャスそしてムード音楽風をオーケストラで包括されている次第なのはクラ的な泣き所。


アニメの森さんのヤマトシリーズは感慨が結構生々しい受容体験の証言ある次第。
2005/1/10 13:41
「交響組曲宇宙戦艦ヤマト」  アニメーション


交響組曲 「宇宙戦艦ヤマト」 Symphony
シンフォニック・オーケストラ・ヤマト 宮川泰 / コロムビアミュージックエンタテインメント
ISBN : B00005EN69
スコア選択:

 もし宮川氏がサブカルチャー層に、あえて当時のアニメの主流であり自らの出身のジャズ的要素を極力押さえ、むしろ歌謡曲では異色(*)なクラッシクの要素をさらに深く取り込み、「チャイコフスキーのようなドラマ」と時に「前衛的現代音楽的手法」をもって、「オーケストラ表現手法の何たるか」を感情をすり鋳込みやすい西崎氏の構成と松本市のメカ及びキャラデザインをもって「解りやすい文脈」知らしめなんだら?
(*)いうまでもなくザ・ピーナッツあたりのレパートリを想起されたし

 同時期もしくは以後に活躍する「すぎやまこういち」、後にヤマトで合流することになる「羽田健太郎」の仕事もオケを使用することもためらわれる機会も少なくなり、その後のポスト的ファースト・ガンダムでの渡辺岳人(浦人の息子)の音楽もオーケストラ音楽としてサブキャルチャーへの展開はなし得ない可能性が強い。

 それは宮川氏以前の特撮・アニメなどの音楽の再評価のムーブメントの今日の隆盛すら少し地図が変わってきた可能性もあり。

 その後になる、今年亡くなった伊福部氏の「ゴジラを代表とする特撮シリーズのサウンドトラック」の、演奏会用の楽曲化(*)ですらどのように受容されたかすらも変わるといっても、過言でなし。

 さらにオケに関わる・関わらずともその後の同時期の70年代アニメサントラ(山下・渡辺(宙明)・菊池ほか多数辺り)への回顧的なブームも一部の放送企画以外で商品化する展開で起きたかも疑問。

(*)もとはヒカシュー井上誠氏が伊福部氏のスコアかりてシンセに編曲した「ゴジラ伝説」が契機で.同時期のコロンビアとキングの特撮サントラの廉価企画などがあり、若干ヤマトブームと発端が異なる次第語弊なきよう認識されたし。

 さらに昨今のアニメのサントラにて若手が、何の変哲なくオーケストラ音楽を委嘱される状況があったかも疑問にて候。

 それだけ氏のヤマトの音楽が、サブカルチャーでのクラッシックの音楽の親和性を認知させえる、見事な先駆例であったのには他ならない次第似て候。

 そして朝日新聞に連載していた歌謡曲の分析は、卓越であり、彼がそのメロディーラインでの黒人文化との接点を、16分音符の単位のシンコペーションと和音階のコンビネーション解説して絶賛した「サザンの桑田氏(当時は桑田バンドでのステップビート)あたりの記事など思い起こせば、氏の歌謡曲作曲のセオリーの確かさと鋭い眼差しをことさら感じる思いでありなん。

 その辺ではヤマトの西崎・松本コンビが作ったメーテルリンクの「青い鳥」のアニメ化での当然の音楽担当での主題歌の異様な歌詞につけられた、メロディーと陽気な伴奏のミスマッチにして見事な成果に円海山的には注目を唱える辺り、筆(キー)を置く次第


追伸・蛇足ながらサンキョーの人気台の大ヤマトシリーズの主題歌としても起用され。
現在もパチンコ店ではその人気は・・・・いまだもってもエバと並ぶ次第
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by dr-enkaizan | 2006-03-21 20:42 | 劇伴奏
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