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六国峠@ドクター円海山の音楽診療室-無用な営みの、えも言われぬ、この上なき喜び

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ヴィラ=ロボス「カイピラ(ア)の小さな汽車」-もし交響的楽章「江ノ電」があればこんな曲に

ゆりかもめさんの記事をよんで後半に出ている「江ノ電」の記述をよみ、日ごろから妄想していることを、取引先連絡の待ちの、昼の休養にふと思い出す次第の妄想我ここに記述セリ。

 あの「よたよた加減」で次第に駅を数えるごとに・・・・民家の間を危険に加速してやがてひらける海岸線の風景を走る。

そうだ!!まるでヴィラ=ロボスのカイピラの「小さな汽車」だな・・・・。

「カイピラ小さ・・・・・な」でというとご存知無い方々も多いが・・・?
ブラジル風バッハ第二番のフィナーレのトッカータで、

それ着けられた副題といえば、一目瞭然にて候。

 唸りと「か細い悲鳴」みたいな蒸気音か鉄板の軋みの如し描写に始まるあたりのメカニック描写一応あり、常にオスティナートや、刺繍的挙動の器楽に支えられ加速、やがて歌謡曲「思い出の渚」(日本人にはそう聞こえそうな律をもつ)如し「歌」が朗々表れ、おそらくこの辺で「車窓のビュー」が展開されたような想起をうけル次第。

そして幾分の最加速を示唆する機関全開の描写を受け、ノッキングする機関の打撃描写と思われる大太鼓の鼓動と、きしむ車体かもしれない、ラテン・パーカッションを伴奏にして再び「あのメロディー」が出現、到着し停止してパージされる蒸気か熱や挙動変性で軋む金属のような木管や弦楽のクラスターの描写に「ドン!!」という総奏の和音一発で終わる次第。

 その描写や定位法的処理の由来は規模こそ違えども?かなり「オネゲルのパシフィック231」と近いが、その根底にあるのは悲劇性ではく、幸福な感情の眼差しがあることよもしれない。

曲には?南米の機械文明の交通のありがたさと、「汽車の旅情の事よきかな」の喜遊に満ちている次第の趣きありなん。

民族の違いは歴然。a0007939_1395873.gif

ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ
カポロンゴ(ポール) パリ管弦楽団 ヴィラ=ロボス メスプレ(マディ) テタール(アルベール) デボスト(ミシェル) セネダ(アンドレ) / 東芝EMI
ISBN : B0000896N0
スコア選択:
ここはその洗練されつつも、緩さ加減が評判のカポロンゴの演奏は押さえておきたい次第
作曲者の名演奏では少し引きしまるが、さらに南国情緒が増す。
ヴィラ=ロボス/ブラジル風バッハ第1番
アンヘレス(ビクトリア・デ・ロス) フランス国立放送交響楽団 ヴィラ=ロボス / 東芝EMI
ISBN : B00005GJQY
スコア選択:
あとは、LP次代から評判な、エベレストのグーゼンスのヒナステラのカップッリングにあったこれ単体の演奏が凶暴で愚鈍で面白いが 、CD化されつつも今は入手が困難な模様なのが遺憾なり。


追伸:さてストロング小林少年様がこれに相応しい小説をコメントに書いてくれるのを期待
(メイド曰く:おいおいひとまかせかよ・・・・・ですぅ)
やはり「江ノ電」は、ご当地の「鎌倉スイス」の先生(*)に作ってもらいたい気分なので、皆様このコメントに投票を(メイド曰く:おいおいおい・・・・・なんて迷惑なあつかましさ・・・ですぅ)
てっ失礼しました。

追記;あッTBしていただいているてつわんこさんの先駆的な「交通機関ネタ」がありましたありましたねぇぇ。
MGVはよか曲ですかつて頻繁に出張した新幹線の車窓を・・・・・万国共通の高速交通(遠い目)。
オネゲルの「パシフィック231」とマイケル・ナイマンの「MGV」
それと本命なる231が進行中のオネゲルシリーズに
アルチュール・オネゲル(6):パシフィック231 交響的運動第1番

追記(*)2006-04-05 などと失礼なことをのたまいていたら・・・・別件の円海山の一言にて鉄道ネタにて「スイスの汽車」ねたの曲をおつくりになっております。

「カイビラの小さな汽車」に習って 鎌倉スイス日記様2006-04-05 のエントリー
非常に恐縮です・・・。
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by dr-enkaizan | 2006-03-16 13:10 | 音楽妄想断章(談笑)
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