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六国峠@ドクター円海山の音楽診療室-無用な営みの、えも言われぬ、この上なき喜び

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大田黒氏登場


帝国劇場支配人がプロコフィエフの価値をわかり、もてなしをしてから俄然日本への好印象が増した次第。
「帝劇グッ・ジョブ!!」

コンサートは廉価(苦笑)
日本滞在記 / 2005-07-02

よいよプロコフィエフの日本での行動を知る大田黒氏登場
複数あるオブニマスでの、プロコフィエフにおける、大田黒元雄氏の担当した回顧録も音楽の友から出ていたが今は絶版の模様。
*尚アマゾンには歌劇と音楽一般にはこの辺の著書しか無い模様。
音楽生活二十年―伝記・大田黒元雄
大田黒 元雄 / 大空社
ISBN : 487236500




 これによると、自宅のピアノを貸し、そこで練習と、音楽談義し、ラヴェルの夜のガスパールやマメール・ロワをつま弾き、それについて語ったとされる、前者は技巧者のプロコフィエフにとっても手間のかかる曲とされ、後者は、管弦楽編曲での、原曲第四曲「美女と野獣の対話」の後半の、ヴァイオリンの高音と和音の積層の絶妙さはピアノでは味わえないところと、大田黒と語り合ったとされるがこれもどのように書かれているのか?、今後興味津々。



個人的には大田黒氏の著書で入門書をクラッシック音楽と縁が遠かった父が愛読していた頃があり、それを見つけて入門らしからぬ、今ほどではないが、しかし当時のマーラやブルックナーへの言及やドビュッシーの扱いには唸らされた思いであり。

いずれブログ小休止(週間2-3ベースの更新)明けの八月にはとりあげたい次第。

 この頃第二交響曲や第三交響曲の旋法的な旋律素材に用いられたとされる?白鍵弦楽四重奏曲の(アイデアは移調で出てくる変性音の黒鍵を欠損または、旋法を支配する特性音に置き換えるといったもの)スケッチを書き留めていたとされるが?これは日本のヨナ抜きあたりや三味線や筝曲などがヒントになった可能性が高いような?感もある。

たとえば第二交響曲の第二楽章の変奏曲の主題は陰旋法を趣向していたり。
Prokofiev: Romeo and Juliet, Suite No. 1; Symphony No. 2
Sergey Prokofiev Edwin Paling Neeme Järvi Scottish National Orchestra / Chandos
ISBN : B000000ACZ





第三交響曲の第一楽章の第二主題(展開部の直前から主要な素材としても現れる)原曲の「炎の天使」の騎士ルブレヒトの主題は何か筝曲めいている音列から始まる辺りも。・・・・・・
Prokofiev: Symphony No. 3; Symphony No. 4 (original 1930 version)
Sergey Prokofiev Neeme Järvi Scottish National Orchestra / Chandos
ISBN : B000000ADC



第三ピアノ協奏曲での「越後獅子」ばかりが注目の影になっている日本との邂逅の成果では思う今日この頃にて候。


そんな頃の横浜-東京を思い浮かべて聞くのも一興
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by dr-enkaizan | 2005-07-04 01:30 | クラシック
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