カルロ・マリア・ジュリーニ氏死去
ご冥福お祈りします。
ブログ小休止の再開が。。この記事とは誠に残念ながら・・・・
すでに第一線を退いたとはいえ、現実に死去の報は我々に「世代交代」という感覚を眼前になおさら突きつける次第。
しかしながら、氏のうずもれた録音の復刻の機会であることもことさら期待したいところもあり。
その重心の低くく見据えた音楽つくりは、ことさらエキセントリックになりがちなところを、反して正調に響くのはその、類まれなラテンとゲルマンの融合した感覚にあるのでは思う今日この頃。
かの名演奏のマーラー第九交響曲
マーラー:交響曲第9番
シカゴ交響楽団 マーラー ジュリーニ(カルロ・マリア) シューベルト / ユニバーサルクラシック
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はその端的な例であり、暫し現れるやや落ち着いたテンポの巨大な歩みで、音色が暗くならない演奏を披露し、あのドライな触感のシカゴから潤いのある音楽が響く。
あとはお国物でのヴェルディーであるが交響的趣向のつよい
ヴェルディ:レクイエム&聖歌四篇
ジュリーニ(カルロ・マリア) シュワルツコップ(エリザベート) ルートビッヒ(クリスタ) ギャウロフ(ニコライ) ゲッダ(ニコライ) ヴェルディ フィルハーモニア合唱団 フィルハーモニア管弦楽団 / 東芝EMI
ISBN : B0007INZLQ
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は若き演奏ながらも当然結果を我々に示す。
さらに若き時代のEMI録音でのドビュッシー録音は六国峠でとりあげている通り。
今後EMIでのブリテンの四つの海の間奏曲を含むブリテン管弦楽曲集
最初のシューマンのマーラー版の交響曲第三番「ライン」
などのCD復刻を期待