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六国峠@ドクター円海山の音楽診療室-無用な営みの、えも言われぬ、この上なき喜び

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ジャン・ワーグナーのヴィラロボス管弦楽曲集その(1)密林の謎の鳥「ヴィラプル」

さて2004の全般の最初の傑作はヴィラロボスの管弦楽を集めたジャンワーグナー指揮によるオーディナス交響楽団の演奏の音盤を最初に言及セル物にて候。


a0007939_2356829.jpg

曲目はバレー音楽「ヴィラプル」そしてバジアナ・ブレジレイラスの四番さらにバレー皇帝ジョーンズの初録音(スタジオ)が面子でござ候。

今年はこれで年を越す決心セリその後は北欧とシルベスターという順にて候。

当盤は、長らくストコフスキーの音盤でしか聞けない曲の「ヴィラプル」がメインである。

さてプロットは盟友ストロング小林少年様が詳しく「招き猫」に紹介しており、今回新たにナイスタイミングで書き下ろし願えたのでコメントより転載いたす次第。

ウィラプルーは伝説上の魔法の鳥の名であると同時に、実際
に南米ジャングルに生息する色鮮やかな鳥の名前でもあるとのこと。ネッ
トで"uirapuru"検索すると、結構沢山写真付きで出て参ります。で、伝
説の鳥ウィラプルーの方は崇拝者達から「愛の神」と信じられており、一
年のうちたった一日、それも巣作りをした時期の朝早くわずか5分か10
分だけ囀るんだそうで、その美しい鳴き声の前に他の鳥たちは思わず沈
黙してしまうのでございます。また、人間が死んだ後でウィラプルーに姿
を変えて、ジャングルの中に去っていくという伝説もあるようです。


 実際の野鳥a0007939_0345366.jpgで原住民より祭り上げられ神話作られるほど美しい鳥


 そんな偶像崇拝の異教徒の神話をキリスト教徒の要素の強いヴィラロボスがごく色彩のアメージングで描ききる秘曲にして珍曲が当曲の位置づけながら、そのジャングルの混沌とリズムの交差する一遍の交響詩的なバレー音楽は今後さらに親しまれてもよきものとか強く訴えん事然り。

さて、この魔法の鳥ウィラプルーを熱帯雨林の中で日がな探している男
達の一団が、一人の年老いた醜いインディオの爺さんに出くわします。

 その場面の管弦楽は降下するインパクトの後に、ジャングルの熱気の如し、ホルンと弦楽のハーフディミニッシュな六度を伴った短調和音組織の下で現れる低音と高音、弦楽の対話からはじまり。

フルートのソロがあらわれ老人の暗示が表現されその後で音楽はいきなりリトミックな表現に変貌それは以下の
この老人は何かの凶事の前兆ではないかと感じた男達は、老人をボコボコにしてそこから追っ払ってしまいます。

あたりの印象があり、バルトークのマンダリンと似通っているが緩い暴力的表現というべきものを印象付けられるもの。

 そして音楽は冒頭に戻り今度はフルートの旋律がソプラノサックス?に置き換わり再び新たな登場人部が現れ、再びリトミックになり一段落するとその人物の詳細が語られる。
ジャングルの奥から美しい乙女が登場。彼女の側にはホタル、コオロギ、フクロウ、ヒキガエル、コウモリといった夜の小動物達が鳴きながら付き添っております。実は彼女
は手練れの猟師、弓矢を携えて忍び寄り、魔法の鳥ウィラプルーを見付
けると、その心臓を矢で貫きます。


管弦楽で表現される虫の声と彼女のいてたちはラヴェルのダフニスとクロエのクロエの嘆願に似たフレーズで表現され、やがて音楽は色彩的に激しき表情で展開し始める、やがて鐘の音のような和音で官能と神秘な様相を増してゆくのは下記の意図するところにて候。

すると、ウィラプルーは死ぬと同時に、若いイケメンの兄ちゃんに大変
身。この兄ちゃん(ウィラプルー)は乙女の美しさに心を奪われ、驚く原住
民達の中、2人はジャングルを出ようとした正にその時、件の老人の吹く
笛の音が2人の歩みを瞬時止めます。老人がやってきたのは先程ボコら
れた仕返しをするためではないかと疑った男達は、若い2人を残して茂み
の中に隠れてしまいます。イケメン兄ちゃんは喧嘩腰で、年老いた醜いイ
ンディオに立ち向かおうとしますが、老人は一矢で兄ちゃんを射殺。原住
民の娘達が若者の亡骸を近くの泉へと優しく運び、水面に触れると同時
に、若者の体は再び美しい鳥ウィラプルーへと変容します。そして、その
甘美な囀りは、ジャングルの含蓄に満ちた静けさの中に消えていくのでご
ざいました。

音楽は神秘の管弦楽のなかでピアノのアルペジオで沈黙ス

さてワーグナーの演奏はなかなかロマンティクガとまらないストコフスキーよりさわやかな味わいに録音優秀さが相まってあり非常に一聴きの価値あるものとしてお勧めいたす次第似てござ候。

さて皆様2005もヨロシクですぅ。
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by dr-enkaizan | 2004-12-31 23:56 | 解説のない音盤紹介
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